バナナ繊維の配合率とWFTO認証ラベル
オーガニックバナナ繊維20%以上の配合率で紙のフェアトレード製品として表示可能
ワンプラネット・ペーパー®(One Planet Paper ®)のバナナペーパーでは、ザンビアのオーガニックバナナ繊維を2種(5%または20%以上)の配合率で抄造し製紙しており、混合するパルプの種類は「リサイクル再生パルプとFSC®森林認証パルプ」の2つの仕様を用意しています。
1)「オーガニックバナナ繊維(配合率:20%以上)+ FSC®森林認証パルプ(配合率:80%)」→ 世界フェアトレード連盟(WFTO)保証ラベル表示が可能
2)「オーガニックバナナ繊維(配合率:5%以上)+ リサイクル再生パルプ」
3)「オーガニックバナナ繊維(配合率:5%)+ FSC®森林認証パルプ(配合率:95%)」
WFTO認証について
バナナペーパーのプロデューサー企業である「One Planet Cafè(株式会社ワンプラネット・カフェ)」は、 日本で初めて紙の分野でWFTO認証を取得しました。
WFTO認証とは、World Fair Trade Organization(世界フェアトレード機関)が設けた、社会・環境・経済・ガバナンスに関する10の指針と約100の基準を満たす場合に与えられる第三者認証のラベルです。労働環境は適切か、職場環境は安全か、賃金は適正な金額か、児童労働はしていないか、会社は従業員にフェアトレードへの理解促進をすすめているか、自然環境に配慮された製造工程か、などが審査されます。このマークがあることによって、ワンプラネット・ペーパー®(One Planet Paper ®)のバナナペーパーが貧困や環境問題を解決する製品であることを証明しています。
※ワンプラネット・ペーパー®(One Planet Paper ®)のバナナペーパーにおけるオーガニックバナナ繊維の配合率には、「5%以上」と「20%以上」の2種類があり、WFTO認証の対象となるのは、「20%以上」配合した紙を用いた製品です。
フェアトレードについて
発展途上国で作られた原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、製品を作る人の健康と経済、環境保全を支援する「公平な貿易」を実施する仕組みです。近年では、バナナ、カカオ、コーヒー、綿花などに加えて、紙の生産も行われています。
リサイクル再生パルプとFSC®森林認証パルプについて
再生紙は、古紙パルプを原料に使用してつくられています。古紙を紙の原料として再利用することは、紙ごみを資源として甦らせ、森林資源を節約することにつながります。また、古紙パルプ配合率が40%以上の製品はグリーン購入法(※)に適合しており、より環境性の高い封筒として、官公庁などで利用されています。
※グリーン購入法
国や独立行政法人などの機関が、環境に配慮した製品(環境物品)を優先的に購入し、環境配慮型製品の需要拡大を目的とする法律。封筒の場合は、「古紙パルプ配合率40%以上であること」などが適合基準となります。
FSC認証制度とは、森林を適切に管理し、環境や地域社会に配慮しているかどうかを、第三者認証による徹底したシステムで評価し、認証する仕組みです。認証紙の利用促進は、適切な森林管理を行う林業者を支援し、森林保全に貢献することにつながります。FSCの認証林は欧州、北米、中南米、アジア、アフリカなど全世界にわたっているので、世界に通用するグローバルな環境PRが可能です。