バナナペーパーに命を吹き込む日本の伝統「越前和紙」の技術力

日本の和紙工場とともに「Made in JapanからMade WITH Japan」へ!

ワンプラネット・ペーパー®(One Planet Paper ®)のバナナペーパーは、ザンビアのオーガニックバナナ繊維をつくるバナナチームと日本の福井にある越前和紙の工場による生産技術の融合によって生まれた紙です。越前という場所は、紙づくりで1500年の歴史がある地域です。大昔から受け継がれ大切にされてきた自然と調和した紙づくりの精神が、バナナペーパーにも活かされています。生産については、越前和紙の工場(2ヶ所)で行なっています。

環境負荷を抑え日本の伝統技術も継承

FSC®との配合の紙は、世界初の「バナナ繊維 + FSC」の紙で下記2種の仕様があります。
1)「オーガニックバナナ繊維(配合率:20%以上)+ FSC®森林認証パルプ(配合率:80%)」→ 世界フェアトレード連盟(WFTO)保証ラベル表示が可能
2)「オーガニックバナナ繊維(配合率:5%)+ FSC®森林認証パルプ(配合率:95%)」
なおFSC®パルプは、約半分がリサイクルFSC®です。バナナペーパーや和紙生産の生産工程は、一般の紙(洋紙)に比べて「1/2から2/3」まで工程が少ないため、水・エネルギー・化学物質の使用量を削減できることも大きな特徴です。2017年からは、ザンビアでも和紙技術による手すきの紙づくりトレーニングを開始しました。越前和紙の専門家をザンビアに招き、技術や紙づくりの精神を教えていただきました。ワンプラネット・ペーパー®(One Planet Paper ®)バナナペーパーは、日本の伝統的な和紙文化の継承にもつながっています。

FSC森林認証紙について

ザンビアでは2017年から、手すきの紙づくりが始まりました!

日本の和紙の専門家にも現地にお越しいただき、バナナチームみんなでトレーニングを受けました。チームメンバーにとって、初めての試みで、ハードルの高い挑戦になりましたが、美しいハンドメイド・バナナペーパーができてきています。しかもケミカルは一切使わないオーガニックな紙です。紙づくりに必要な糊は、この地域に群生する野草を利用しています。また、繊維シートの生産にも成功しました。海外の工場 (日本、ヨーロッパ)ではより扱いやすい原料として届けることが可能になります。この繊維シートは、世界でも珍しい100%オーガニックx 100%フェアトレードです。自然と野生動物に囲まれるザンビアのバナナペーパー工場では、オーガニックな材料しか使いません。写真は現地でつくる手すきの紙に必要な「糊」を作っているところ。近くに自生する雑草を使っています。ワンプラネット・ペーパー®(One Planet Paper ®)バナナペーパーは、日本の伝統的な和紙文化の継承にもつながっています。